Saturday, April 12, 2008

5次元

先日のスモーリン博士のレクチャーはとても面白かったです。
新たな理論やそれの実験での検証の話し等、
最先端の研究内容はとってもわくわくしますね。

今授業で特殊相対性理論をやってる絡みもあって、
それと関連したこのレクチャーは、
とても興味があったのですが、
他の研究者が発表した時空に関する理論にも、
興味を持っています。

リサ・ランドール博士の余次元。
我々の暮らす宇宙での出来事は、
空間3次元と時間の1次元で記述することができます。
しかし博士は5次元目の認識できない空間あるというのです。
素粒子の生成・消滅では、
5次元から生まれたり、消えたりしている可能性があり、
これが今年行われる実験で確認できるかもというのです。

現在の素粒子関係の理論は、
実験するにはエネルギーが高過ぎて、
正しいかどうか確認出来ないものが多いのです。
スモーリン博士の理論は代わりに宇宙線を使うことで、
検証しています。
ランドール博士の理論は、
今年完成するヨーロッパの加速器"LHC"で、
もしかすると確認出来る可能性があるらしいのです。

こんな面白い理論がもうすこしで検証出来るなんで、
とってもわくわくします。
いくら理論が美しく構成されてても、
実験で確認出来なければ、
ゴミ同然だと個人的にはおもってます。
たとえ実験で否定されても、
そこから別の理論を生むモチベーションになりますよね。




この実験のテーマのひとつとして挙っているのが、
ブラックホールの検出!
この加速器のエネルギーだと、
ブラックホールが出来るらしい。
地球が飲み込まれるのではないかと、
実験中止の裁判までおきてます。。。
ちゃんと大丈夫だと計算してるはず。
ですよね研究者のみさなさん?

wiki LHC
kek高エネルギー研
差し止め訴訟

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